2009年6月5日金曜日

ACIM版権問題の背景 3

Circle of Atonement は FACIM / FIP と2000年に仮協定を結び、出版活動は制限されながらも、完全に停止させられることはありませんでした。Endeavor Academy はより攻撃的で、版権自体の合法性を争うことになりました。コースはそもそも版権を持っていないという主張です。連邦地方裁判所の判事Sweetがこの件に7年間携わりました。

Endeavor の主張する版権の無効化に関するほとんどの条項は却下されました。それらは神的存在の著作物に関しては版権を与えることが出来ないという主張に基づくものでしたが、否定されました。しかしたった一つだけ残った条項がありました。 Judy Skutch-Whitson によって長年語られてきた話ですが、正式に出版される前にゼロックスのコピーで彼女はそれを数多く配布しました。その前でさえ、友人達や Helen Schucman の仲間達や Bill Thetford はそのコピーを受け取っていました。 Endeavor は版権が適用される1975年以前に斯くも多くのコピーが制限無く配布されていたということは、コースは既に共有財産[public domain]であったのだと主張しました。

最終的にこの訴訟は2003年3月に公判にかけられました。多くの人々は大きな、財政的にも豊かな FACIM と FIP が支払い能力のない Endeavor を訴えるだけで訴訟に勝つだろうと思っていました。全く奇怪なことに、公判中 Judy Skutch-Whitson は彼女の有名な話、ゼロックス・コピーでの配布の話を驚くほど変えてしまいました。彼女によればこの配布はなかったのです!

「私の言った話は…粉飾され、誇張され…ひどく大げさで…そういう話をしたんです。私はそういうやり方をする人なんです。」

そのとき録音テープが反証として出され、そこにはその配布について何年も前に話した彼女の声が録音されていました。そのときは真実のこととして話したことを、それを今や彼女は断固として否定しました。ミラクル・コミュニティは、彼女が今真実を話しているとどうやって分かるんだと疑問を感じました。これがEndeavor の弁護士が明らかにうまくやった点で、判事に同様の印象を与えたに違いありません。

つづく

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